2015/01
ファストフードなどを代表とする軟らかメニューに慣らされた食生活や、口を開けっ放しにする"口呼吸"。健康上で見逃せない「口腔乾燥症(ドライマウス)」になる人が若い世代に増えている。
ドライマウスは、唾液の分泌量が減り口内がつねに乾いている状態だ。加齢が進むと唾液の量が減ってくるが、若い世代にも広がっているのは、食生活と口呼吸が大きな理由だ。
ドライマウスは歯科疾患の一つで、病気ではないが唾液が不足することでさまざまな口腔のトラブルを起こし、それが病気の引き金になる。また、既往症が原因でドライマウスになることもある。日本では約800万人がドライマウスで悩んでいるという。
噛まずに飲み込む食事では唾液が出ない
ハンバーグにカレーライス、カップ麺にスパゲティー。戦後の洋風化された食生活は噛みごたえのある和食文化を一変させた。最近は栄養バランスに富 んだ和食が見直されてきたが、若者はレンコンやゴボウなど噛みごたえのある根菜は苦手なようだ。軟らかい食べ物を好み、飲み込むような食べ方だから唾液が 出ない。若者ばかりか子どもからお年寄りまで現代人の食生活は「あまり噛まない」傾向にある。
ドライマウスかどうか、次のチェックポイントがある。心当たりはないだろうか。複数の項目にチェックがついたら要注意だ。
□ 口の中がネバネして不快感がある。
□ 口の中が乾いてカラカラ。
□ 味がよくわからない。
□ 口臭がある。
□ 舌がひびわれたり、口内が痛かったりする。
□ 虫歯や口内炎ができやすい。
ドライマウスは、糖尿病や腎疾患、シェーグレン症候群(自己免疫疾患)、薬の副作用やストレスなどが原因の場合もある。もし、喉が乾いて多量の水を欲しがるときは糖尿病なども注意しよう。
「噛んで噛んで」唾液の働き援護しよう!
唾液には自浄作用という重要な働きがある。唾液によって口腔はきれいに保たれ、ウイルスや細菌を殺菌する作用がある。毒性の強い歯周病菌は内臓疾患の誘発に関わる曲者だ。
唾液は粘膜を保護し、消化吸収を高めて、食べ物を飲み込みやすくする働きもある。唾液の分泌を増やすことが現代人に課せられたミッションでもある。
まず、噛まなければ唾液は出ないことを念頭に入れよう。口に入れた食品は、30回を目安によく噛むこと。スルメやガムなど、よく噛まなければいけない食品もオススメだ。咀嚼することで唾液が出て、口の周りの筋肉も鍛えられ一挙両得。
唾液の分泌を促すには、酸っぱいものも有効だ。あとはこまめに水を飲んで口腔や喉を潤す。特に高齢になると体内の水分は50%に減少するため、加 齢が進むと意識的な水分補給は欠かせない。脱水症状は血液の濃度を上げ、血栓症の誘引にもなる。気づいたときには脱水症状、という前にこまめな水分補給を 心がけたい。食べ物中の炭水化物などから分解されたブドウ糖をエサにして、ミュータンス菌などのむし歯の原因菌は酸を産生します。食事中~食直後のお口の中のphは歯の表面を溶かすのに充分な酸性環境になっています。
フッ素は歯の表面のカルシウムなどと結合して、酸に強い結晶へと変化します。水道水にフッ素が含まれる地域もあるのはこの働きのためです。そうでないとこ ろでは歯科医院でフッ素塗布や、毎日のフッ素入りの歯磨き剤で歯の表面を強化しておくと、食後すぐに歯磨きができない時でも安心です。
体内の情報を断層画像にしてくれる大掛かりな機械ですが、とても強い磁気を発するために取扱いは厳重に行わなければなりません。
「そんなMRIならではの事故が起きてしまった」と題された写真が話題を呼んでいました。
写真をご覧ください。
この事故は病院内で工事が行われていて、作業員が天井にアクセスする必要がありました。
それで足場として立てようとしたのだが、何かをする前にもう機械に食われていました。
その次に聞いたのは修理に130万ドル(約1億5000万円)かかるということです。(+o+)
このような例もあったそうです。
MRIの持つ磁力があまりに強力なため、そばに置いた金属製の器具が完全に吸い込まれてしまったのだそうです。
そのマグネットパワーも驚きですが、非常に高価な機器のため、被害額もとんでもないことになりそうですね…(◎_◎;)
あと、磁性アタッチメントという磁石の力で入れ歯を安定させる手法も以前流行ったのですが、昨今のMRIの隆盛ぶりをみると、磁性アタッチメントは禁忌といわざるを得ないですね。。
ノルウェーでは、18歳以下の人は無料で歯科治療が受けられるが、それでも18歳時点で4分の1の人が奥歯に未治療/治療・抜歯済の深い虫歯を持っていた。 なかなか虫歯を根絶するのは難しいようです。
ノルウェー北極大学の研究グループが、北欧の歯科協会/学校が後援する歯科学論文誌アクタ・オドントロジカ・スカンジナビカのオンライン版で12月 22日に発表した。 ノルウェーでは18歳以下の人は無料で歯科治療が受けられる。 研究グループは、ノルウェー北部のトロムス県で無料歯科治療を受けた18歳の人1876人を対象に、奥歯の虫歯状況と背景データとの関係を調べた。 性別、診療所の位置、病歴、未治療/治療済/抜いた虫歯の数などである。
その結果、およそ4分の1(488人)が少なくとも1本の奥歯に深い未治療の虫歯、深い治療、神経を抜いて充塡する治療(根管充填)、抜歯のいずれかがあり、合計で848本だった。 70% は治療済みだった。 一方で、4%は深い未治療の虫歯。残り4分の1以上が根管充填か抜歯の対象、いわば「重症」の虫歯だった。 無料の歯科治療が受けられるにもかかわらず、被験者の4分の1以上で少なくとも1本の奥歯に深い未治療/治療・抜歯済みの虫歯があるという結果。 虫歯は意識的に検査しないと問題が見過ごされてしまうというわけだろう。日本でも注意したいところだ。
予防の先進国であるノルウエーでも虫歯の根絶は難しいようですね!いつか飲み薬や塗り薬で虫歯菌を根絶できればいいのですが・・・。