2016/04
何だか最近、歯茎がムズムズする、口の中が粘つくといった違和感はありませんか? 実はそうした症状は歯周病(歯肉炎や歯周炎)のサインかも。
日本人が歯を失う最大の理由は歯周病です。放置していると歯が抜け落ちてしまう恐れも……。
■自分で調べられる要注意サイン
そもそも歯周病とは、どんな病気なのでしょうか?
<歯と歯ぐき(歯肉)のすきま(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう病気>とあります。まさに歯の“周り”の病気ですね。
ちなみにこの歯周病、以下のようなサインが出てきます。
・朝起きたとき、口の中が粘ついたり、変な味がしたりする
・歯を磨いたりフロスを使ったりすると出血する
・歯茎がはれている。押すとウミが出る
・歯茎が下がって、歯が長くなってきた気がする
・歯茎がむずがゆい
・歯がグラグラと動く気がする
・冷たい食べ物や飲み物が染みる
・硬い食べ物をかむと痛む
・歯と歯の間に食べ物がよく挟まる
・フロスや繊維性の食べ物が歯と歯の間によく引っ掛かる
・口臭がある
いかがですか? 歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれ、自覚症状が少ない病気。上述のリストを頼りに要注意サインを見抜いて、あてはまる点が多い場合は検診を受けると良いかもしれません。